
今回のブログのテーマは【子どもの成長期の栄養】についてです。
育児に家事、仕事や介護に追われて…。
毎日の食事作りやお弁当作りが、どうしてもワンパターンになりがちになりませんか?
同じようなメニューだと摂れる栄養も偏っていることも気になります。
私は娘が小学校5年生で摂食障害を経験したことをきっかけに、正しい栄養に関する知識を身につけなくてはいけないと感じ、栄養学について学び始めました。
通信教育で学び、女子栄養大学の「食生活指導士2級」の資格取得を目指して学ぶ中、成長期に必要な栄養がこんなにもあるのかと驚きました。
成長期の子どもにとって、必要な栄養やその摂り方について正しく知ることはとても大切なことです。
分かってはいるけど、日々の生活が忙しくてこなすのが精いっぱい。
私もその一人です。
今回は、そんな忙しいママが、ちょっとした工夫で、成長期の栄養不足を防ぐことのできる【ママのミカタ本】を選びました。
成長期の栄養が子どもを守る

好き嫌いが多くて、栄養不足になっていないか心配…。
近年、子どもの食事に関して多くの課題があることが分かっています。
小児期における肥満が増加する一方、思春期にはやせたい願望からの「思春期やせ」が多く発見されているそうです。
特に心配なのが、今の体型が標準や標準よりやせていても、「やせたい」と願望している女子は、小学校5.6年生の5割、高校生の9割を占めていることです。
大人に向けての体をつくっていく、大切な成長期に、必要な栄養を摂らないことはとても危険です。
骨密度が減少して骨が弱くなり骨折しやすくなったり、不妊につながってしまったり、知らず知らずのうちに「摂食障害」という命ににもかかわる病気になってしまうこともあるのです。
*摂食障害についてはこちらのブログで綴っています
だからこそ、いま成長期の子のママ、これから成長期を迎える子ママに、成長期に必要な栄養の正しい摂り方を知ってもらいたいと感じています。
体だけでなく心も大きく成長するために揺れ動く成長期。
愛情と栄養たっぷりの食事で、わが子の成長を応援していきたいですね。
成長期の栄養を教えてくれる【ママのミカタ本】紹介します
子どもの栄養不足が心配だけど、今の食事のままでいいのか分からない。
好き嫌いが多くて魚や野菜を食べてくれない。
おやつやジュースを与えすぎかな…。
そんな悩みをかかえるママも多いですよね。
わが家は4歳差の姉妹ですが、特に下の子は2人目の忙しさから、とにかく食べてくれるものを与えていたことが多かったように思います。
その結果、好き嫌いが多くなってしまいました。
もう少しはやく、栄養のことを学んで取り入れてあげたかったと反省しています。
今回ご紹介するのは、特に成長期の子どもの栄養に参考になる本です。
最近、私も忙しさに流されていたので、このブログをきっかけに成長期の栄養不足を防いでくれる【ママのミカタ本】をもう一度読み返して、実践してみます。
成長期の栄養不足が心配な【ママのミカタ本】①
1冊めはこちらです。
著者は、高校生時代に食事をおろそかにしたことで、体調を崩してしまったそうです。
その経験をきっかけに管理栄養士になり、福祉施設や病院で活躍されてきました。
著者自身が、4人のお子さんのママとして、忙しさの中でも子どもたちの栄養を摂らせる工夫をされてきたことが本書に記されています。
この本の魅力は、忙しい中でも、「これならできるかも」と思えるレシピや工夫が詰まっていることです。
また、コンビニで買うなら何を選べばいいかとか、おやつに選ぶなら何を選ぶかなど、どうしても市販のものしか食べれない時の参考になる情報を教えてくれます。
ゴールデンエイジとよばれる9歳~12歳は、子どもがこれからの人生を健康でたくましく生きていくための土台となる体をつくるチャンスの期間。
「これならできるかな」というものから取り入れてみてくださいね。
著者は、現役の小児科の先生です。
医学的にみて、子どもの体や心、脳や性格にいたるまで「食べたものできまる」と教えています。
そう聞くと、このままの食事ではいけないかも…という気持ちになりませんか?
著者は、小児科医としての視点とともに、2人のお子さんをもつママとしての視点で、正しく、実践しやすい情報を、イラストもりだくさんで説明してくれています。
栄養の教科書のように、頼れる存在でありながら、すぐに実践できる「ちょい足しレシピ」なども収録。
読んだその日から実践できる点も嬉しいポイントです。
タイトルと表紙の帯が気になり、手に取った本です。
目次には、知りたいと思える子どもの悩みがたくさんありました。
例えば、
朝、起きられない、学校に行けない
アトピー性皮膚炎
片頭痛がある
お腹の調子がいつも悪い…
わが子に当てはまることがたくさん並んでいました。
子どもの不調は、どの栄養素がたりないのかを知らせてくれているサインであることを教えてくれます。
本書は、子どもの症状別チェックシートを使い、子どもに足りない栄養が分かるようになっています。
また、子どもの症状別にかんたんレシピがあるので、とても役立ちます。
病院にいくほどではないけれど、子どもの不調がなかなか改善しないと思ったら、ぜひこの本を手に取ってみてくださいね。
子どもの栄養不足は今日から改善できる
栄養学と聞くと難しそうだし、料理が得意じゃないし、時間が足りないし、、、など、私を含めて多くのママが、子どもの食事は毎日「やらなきゃいけない作業」と感じてしまいます。
でも、紹介した子どもの栄養不足が心配な【ママのミカタ本】には、子どもが栄養不足になることが、どれだけ子どもにとってマイナスになってしまうかを教えてくれます。
ママが栄養の知識を身につけて、日々の食事で少し工夫することが、子どもが元気に成長していくために必要なことだと【ママのミカタ本】から学びました。
そう考えると毎日の食事作りという【やらなきゃいけない作業】は、【子どもの成長の最強サポート】だと感じます。
私も、子どもの最強サポートである日々の食事作りを、読者ママのみなさんといっしょにがんばります。
成長期の栄養不足が心配な【ママのミカタ本】は、今日から簡単に取り入れられるちょっとした工夫を教えてくれていますので、ぜひ実践してみてくださいね。

栄養たっぷりの愛情ごはんは、子どもの成長への最強サポート!子どもの未来へのプレゼントなのですね。