
今回のブログのテーマは「摂食障害」です。
思春期に「やせたい」「細い子のほうがかわいい」と思い、食事量を気にしたり、運動量を増やしたりということはよくありますよね。
でもその「やせたい」が過剰に強くなり、極端に食べられなくなったり、逆にむちゃ食いをしまったりすることが続いているなら「摂食障害」という病気かもしれません。
摂食障害は、命にもかかわる恐ろしい病気です。
だからこそ、早めに発見し、治療を開始していくことが重要です。
思春期の「やせたい」「たべない」が心配なママへ。
【ママのミカタ本】を紹介します。
参考:摂食障害(厚生労働省)
思春期の「やせたい」「食べない」は危険なサイン

最近、ごはんを食べる量がへってきたな・・。クラスのお友達がやせていることを気にしてる⁉運動量が多くなったかも。思春期だしみんなそうなのかな?
女の子が成長するなかで、まわりの友だちとくらべて、太っているとかやせているとか。気になる時期がきます。そんなこと、誰にでもあることだし、そんなに心配することではないと筆者も思っていました。
でも、大いに心配してください。いつもとちがう様子をこまかくみてあげてください。
というのも、娘が小学校5年生で「摂食障害」になってしまったのです。
家ではごはんは食べていたのですが、学校での給食をかなり減らしていたようです。
また、ダンス好きな娘は、レッスンがない日も家でも筋トレやストレッチ、ダンスの練習をしていました。摂取カロリーを減らし、運動量を増やす生活を続けていた結果、体重がどんどん減っていきました。
その結果、気づいたときには「摂食障害」という命にもかかわる病気になってしまいました。今思うと、誰にでもあることだから心配しなくていいと思っていたことを反省しています。もっと早く気づいてあげられたのにと。
「摂食障害」は命にかかわる病気です
子どもの「やせたい」「食べない」が少しでも心配なママは、「摂食障害」について知ってほしい。もっといえば、今は心配がなくても、女の子のママには、知識としてぜひ知ってもらいたいと強く思います。
どんな病気も早期発見・早期治療スタートが大切です。「摂食障害」について、正しい知識を身につけて、一人でなやみを抱える子どもを助けてあげてください。
そこで、思春期に入る女の子に多い「摂食障害」について正しい知識を身につけられる本を紹介します。
わたしは、娘が摂食障害との診断を受けるまでは、ネットで検索したり、「摂食障害」について書かれている本を数冊読んだりしました。
しかし、体験談が多く読んでいても不安だけが大きくなり、うちの場合と違うかもしれないと受け止めることができませんでした。
摂食障害は、きっかけも、その症状も一人ひとり違います。
そのため、内容が、体験談だけにかたよらない本を読むことをおすすめします。
娘の「摂食障害」を体験した一人として、客観的な視点で、あらためて本を探してみました。
本選びの参考にしてみてください。
この『摂食障害がわかる本』を読んで、娘の実体験を振り返ると、うなづけることが多くありました。
本書の監修者は、摂食障害の治療と病態の研究をされてきた専門の医師なので、医学的なエビデンスもしっかりあります。
ネットの記事や体験談を中心にした本は、摂食障害に関する正しい知識を知らないまま読んでしまうと、不安だけがどんどん大きくなり、読むのがつらくなってしまいます。
本の著者が「摂食障害」の専門家であることは、選書に欠かせないポイントです。
摂食障害について「ママのミカタ本」3選②
2冊目はこちらです。
こちらは、かわいいイラストとともに、摂食障害のことがわかる「絵本」です。
摂食障害オバケのササヤキ君が、まじめで、賢くて、素敵な女の子にどんなふうにささやいているのか、どうして食べられないのか、その「食べられない訳」を教えてくれます。
摂食障害オバケのササヤキ君が目が離せないのは、
・完璧主義でコツコツがんばる子
・誰からもよく思われたくて、自分をおさえる子
・自分をいいと思えない子
など、摂食障害になりやすい子の傾向性を教えてくれます。
娘と一緒にこの「絵本」を読んで、「そう!そう!」と経験してきたことが多くありました。
絵本の後半では、摂食障害オバケササヤキ君との「別れ方」を教えてくれるのです。
この絵本を読むと、摂食障害は怖い病気だけど、子どもがもっと肩の力を抜いて、自分らしく生きていくためのきっかけにもできるのだという希望もわいてきます。
いま、摂食障害が心配なママにとってはもちろんですが、摂食障害を予防していくためにも、こんな絵本と出会えるママたちが増えるといいなと思います。
この本は、そもそも精神疾患とは?というところから、摂食障害についての症状や対応の仕方を、イラストを交え、わかりやすく解説しています。
精神疾患は「脳と心の病気」であり、誰にでもかかるありふれた病気であることを教えてくれます。
摂食障害にまつわる疑問の一つひとつを丁寧に答えてくれるので、漠然とした不安が解消されます。
早期発見・早期治療のためには、まずはママが「相談」という一歩を踏み出すことが大事です。
学校の養護教諭さんやスクールカウンセラー、かかりつけの医師などへ相談の一歩を踏み出せるきっかけになる本です。
「やせたい」「食べない」子どもが心配なら「正しい情報」を
今この記事を読んでくださっている方は、子どもの「やせたい」を心配されていますか?
筆者は、摂食障害という名前しか聞いたこともなく、子どもの不調の原因を胃腸が弱いからとか、体質とか、摂食障害ではない原因を探して遠回りしてしまいました。
もしかしたら?と思いネットで検索した情報や取り寄せて読んだ本には、体験談がメインだったので、「うちとは状況が違う」と思い込もうとしていた気がします。
今、子どものやせたいが心配なママたちがいたら、まずは紹介したような【ママのミカタ本】で「摂食障害とは何か」という正しい情報を、一日も早く知ってほしいと思います。
筆者は遠回りをしましたが、児童の摂食障害を専門に診ている医師と出会うことができ、多くの方に支えていただき、のりこえることができました。
どんな病気も一人ひとり状況が違います。他の人の体験談は参考程度にしてください。
今、一人で苦しんでいる宝の子どもを助けられるのは、子どもを一番大切に思っているママです。
ママが病気に負けなければ、子どもも絶対に負けません。
どんな悩みや苦しみも、負けずに乗り越えれば、前に進むチカラに変わります。
【ママのミカタ本】で正しい情報を知り、信頼できる人と支え合いながら、「摂食障害」という病気と闘いましょう。

ママが正しい情報を知ることが、大切な子どもを守ることになります。
1人でかかえこまず、信頼している人に相談してみましょう。