
今回のテーマは「不登校」です。
不登校といっても、1人ひとり状況が違うと思います。
私も、私の妹も、2人の娘も「不登校」「登校しぶり」を経験しています。
身近に「不登校」を経験した一人として、子どもの「不登校」に悩む【ママのミカタ本】を紹介します。
ママの心が少しでも軽くなる本を選んだので、参考にしてみてください。
不登校 小学生も中学生も過去最高の人数に

出口の見えない「不登校」がつらい。辛い日々から抜け出せる日がくるの?
文部科学省「令和5年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」(令和6年10月31日) によると、 令和5年度の小・中学校における不登校の子どもの数は過去最多の346,482人に達したそうです。
この数字をわかりやすく説明すると、不登校は小学生だと100人に約2人、中学生だと100人に約6人いるということになります。
学校の規模にもよりますが、どの小学校にも中学校にも「不登校」の子がいて、「不登校」で悩んでいるママがいるのです。
文部科学省「令和5年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」(令和6年10月31日)
多くのママが悩んでいる「不登校」ですが、そのほとんどが孤独を感じながら、子どもの不登校に苦しんでいます。
不登校になってしまったことに、うしろめたさを感じているママが多いからではないでしょうか。
「みんなは普通に学校に行けているのに。なぜうちの子だけ?」
「不登校になってしまったのは、母親の私の育て方のせいだ」
などと、真面目なママほど自分を責めてしまい、孤独になってしまうことが多いように感じます。
私もそのような思いを抱えていたので、気持ちがいたいほどわかります。
でも、ママが孤独になり、自分を責めても、子どもの苦しみは消えないのです。
結論をいうと、「不登校」は悪いことではありません。
「不登校」はママだけの責任ではありません。
不登校の「悩み」は、かならず、これからの未来を支える「宝」に変わるのです。
不登校 一番ツライのは未来が見えないこと
この記事を読んでくださっている読者さんは、不登校の苦しみの渦中にいらっしゃいますか。
私自身、不登校の悩みは常に身近にありました。
私には2歳違いの妹がいますが、その妹が小学三年生のときに不登校になりました。
理由は、クラスや担任の先生になじめなかったこと。
当時は、今よりも学校に行くのが当たり前とされている時代だったので、両親ともに力づくで妹を学校に行かせようとしていました。
無理やり学校に行っても、妹の苦しみは続き、当時5年生の私の教室まで逃げてきたことがあります。
その妹を、当時の担任の先生が廊下にひっぱり「おねえちゃーん!」と泣きながら引きずられていたことを忘れることができません。
このとき、妹の気持ちを分かってあげられなかった両親は、このときのことをとても反省していましたが、妹は本当に苦しかったと思います。
そして、そんな私も、中学1年生のとき、引っ越してなじめなかったことがきっかけで不登校になりました。
「学校に行かなきゃいけない。でも行くのが怖い」
「みんな私の悪口を言っているんじゃないか」
頭の中でぐるぐる後ろ向きの考えがまわり、学校へ行く一歩が踏み出せないのです。
無理に行ったときも、苦しくて給食をのみこめなかったことも覚えています。
更に、わが娘二人も「不登校」を経験しました。
私の身近にはいつも「不登校」があったのです。
「不登校」の何が一番ツライか。
それは、「未来が見えないこと」だと思います。
いつまで続くのか、いつまで学校に行けないのか、このまま「不登校」が続いたらどうしたらいいのかわからない。
未来への漠然とした不安が襲ってくるのです。
そんなとき、心を落ち着かせ、軽くし、未来への希望をくれるのがご紹介する【ママのミカタ本】です。
不登校に悩むママへ おススメ本
わが子の「登校しぶり」が始まった…
このまま「不登校」になってしまうかもしれない…
このような不安が心をよぎると、ネットの情報を検索することが多いのではないでしょうか。
私も、時間があればネットで情報を調べ、わが子の状況をあてはめてみたり、フリースクールや不登校支援校などの資料請求をしてみたり、いつも心が落ち着かない状況でした。
しかし、ネットで上位表示されるもののなかには、不登校をビジネスにしているものも多く、全体像が分からないまま行動してしまうのはおススメできません。
焦る不安な気持ちのままで行動するのではなく、信頼できる情報や裏付けがある情報をもとに、冷静に今後のことを考えていくことが大切だと感じています。
不登校に関する本はたくさんありますが、できる限り、ママの心を軽くして未来への希望がわくような不登校に関する本を選んでみました。
気になった本があれば手に取ってみてくださいね。
不登校に悩むママにおススメ【ママのミカタ本】①
不登校に悩むママにおすすめの【ママのミカタ本】1冊目はこちらです。

著者は親子問題専門の心理カウンセラー。
今まで15,000人以上のカウンセリングをする中で、「ひとりで悩むお母さんを0(ゼロ)にする」というモットーにして活動されている方です。
「不登校は悪いことじゃない」「子どもも親も悪くない」など、読み進めるごとに、「不登校」が重くのしかかっていた心が少しずつ軽くなっていきます。
なぜなら、子どもの気持ちに寄り添うことはもちろん、親の不安や自分を責めてしまう気持ちも理解して書かれているからだと感じました。
その上で、学校に行けない子どもとの向き合い方を具体的な会話例なども交えて紹介しています。
「今日は休みたい」子どもの行き渋りが増えてきたら?
学校に行きたくない理由は聞かないほうがいい?
など、不登校や行き渋りの子どもと接するときのアドバイスが分かりやすく書かれています。
そして、「不登校は才能開花の前触れ」でもあると、希望の視点を教えてくれるのです。
現実の不登校の親子に向かい合い続けている著者だからこそ伝えられるメッセージが溢れている本です。
不登校に悩むママにおススメ【ママのミカタ本】②
2冊目はこちらです。

この本は、かわいらしいマンガで不登校のリアルを伝えてくれています。
子どもとのやり取り一つひとつが、不登校に悩むママの揺れ動く気持ちや不安、葛藤を表現していて、共感できる一冊です。
著者は、「『学校がしんどい』『合わない』そんな子どもたちが苦しむ必要のない時代が早く来ますように。」との願いを本書に込めています。
不登校という現実が、心が重くなっているすべてのママに手に取ってもらいたいコミックエッセイです。
不登校に悩むママにおススメ【ママのミカタ本】③
3冊目はこちらです。
著者は、不登校の専門家。
高校教師を30年以上の経験もあり、不登校、発達障害やメンタル不全の生徒たち のサポートをしてきたといいます。
さらに、著者のお子さん2人が不登校になってしまいますが、心理学や脳科学、栄養学などを学び、それらを子どもの教育に取り入れたことで2人とも大学進学するまで回復させることに成功したという、貴重な経験をもつ方が著されました。
本書をお勧めする理由は、教育者として多くの不登校の子をサポートした経験と、自らのお子さんも不登校を経験しているので、読者ママの心に寄り添えることです。
さらに、寄り添うだけでなく、子どもの不登校を乗り越えるために、心理学、脳科学、栄養学など正しい情報に基づいた対処法を具体的に教えてくれていることも大きな魅力です。
不登校でまずなによりも大切なのは、子どもの心を知ること。
そのヒントがこの本には詰まっています。
まとめ
子どもの不登校で一番つらいのは、これから先の未来が見えないことではないでしょうか。
このまま不登校だったらどうなるんだろう。
誰にも相談できない。
そんな不安を抱えているママこそ、不登校で悩むママにおススメの【ママのミカタ本】を開いてみてください。
本は、映像などと違い、自分のペースで読み進めることができます。
目次を読んで、自分の気になるところから読んでもいいですし、一度戻って読み返すこともできます。
不登校は、相談しにくく、親子とも孤独になってしまいがちです。
だからこそ、安心して相談できる【ママのミカタ本】をおススメします。
私を含め、多くの人が不登校を経験し、不登校の子のママを経験しています。
そして、不登校に負けなければ、それが自分の人生の「宝」に変わります。
「あの時はすごくつらかったけど、負けずに生きてこられた」
そのかけがえのない経験が「宝」になります。
子どものためにがんばるママを、ずっと応援しています。

ママも子どもも一緒に幸せになる!そのヒントが不登校に悩むママにおススメの【ママのミカタ本】にあります。読みたいなと思える本があれば、開いてみてくださいね。